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曇り空の下

考えていることとか

それでも残った「もやもや感」

ご多分に漏れず、という言い方がこの場合、適切かどうか分かりませんが、10年来の村上作品を愛好する者として(あえてハルキストという言葉は使いませんが)、当たり前のように『騎士団長殺し』は読み終えています。

おもしろい・おもしろくないといった評価はとりあえず脇においておいて、やっぱりいつも通り、読み終えたあとも「もやもや」感が残り続けています。もう読み終えて1ヶ月以上経つというのに。

ただ今回の作品に限っては、そのもやもや感は他の作品に比べて若干少なめかなとも思います。

残ってしまった謎、明かされなかった真実はあるものの、それはそのままどちらか白黒つけたくなるようなものではなく、どちらでもなく・どちらでもありうるというゆるい可能性を感じさせるものなのでそれほど気になるものではありません。

とはいえ、それを誰かと話して、誰か他人の視点での読み方を聞いてみたいというのも本音。

ですが残念ながら私の周りにはそういう人はいません。というか本を読む人すらほとんどいません。

そんななか作者:村上春樹氏と芥川賞作家の川上未映子氏の対談をまとめた本がでるというではないですか。

www.shinchosha.co.jp

この対談のなかでまだアツアツの騎士団長殺しについても触れられているそうで俄然興味がでてきました。

分かりやすい白黒つける回答をするわけがないとは思いますが、どのような意図で書かれたのかとか、そういう話が読めたらいいなと思って購入します。

装丁もタイトルもステキですね。